デジタル写真を用いた、明るい部屋でのインスタレーション。
主にSNS普及以降の時代において、写真作品の制作プロセスには様々なメタ的な言葉が生じる。写真を軽くする、明るくする、 ゴミ箱に入れる、流出させる、アップする、圧縮する…。しかし「軽くする」といってもデータの演算が行われるだけで、何か物理的な質量が減るわけではないし、「明るくする」といってもデータに光を照らすわけでも、明るい場所に持ち出すわけでもない。 本作はそうした言葉を物理的に、半ば無理やり再現してみせることで、言葉によってメタ的に扱われるデジタル写真というもののあり方や、それらの制作のプロセスが、ユーモラスに提示し直す。
明るい部屋での写真 | Lightroom
- 2018
- Scanned jpeg data
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Cooperation: Uchu Imagawa
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